個人向け国債の金利と始め方を紹介

国が発行している債券を国債と呼びますが、その中で個人が買いやすく作られたものに個人向け国債があります。

この個人向け国債は、ほぼ(100%確実ではありません)元本保証とも言える、非常にリスクの低い商品です。

その代わり、現在の日本の金利が低いため、個人向け国債の利回りも定期預金より少しマシな程度です。

たくさん買って大儲けするのは難しいのですが、積立定期預金感覚で継続的に買っていくのは悪くない商品です。

運用期間の異なる3種類の国債

運用期間中に金利が変動しない(最初に設定された金利のまま運用される)ことを固定金利、一方期間中に金利が変動することを変動金利と呼びます。

これを踏まえ、個人向け国債の3つの種類についてみていきます。

  • 固定3年
  • 固定5年
  • 変動10年

このうち3年と5年は固定金利です。金利も同じタイミングで設定されますので、運用期間を除いた違いはありません。

一方、10年物の国債は変動金利です。

金利の決まり方

同じ期間運用される利付国債(普通の日本国債)の基準金利から0.05%引いた値が設定されます。例えば、2017年3月の固定3年の基準金利は-0.177 – 0.05 = -0.182%ですね。

しかし、こんな金利では誰も買わないですよね。利率がマイナスですから、運用しただけ損をします。

そのため、個人向け国債の最低金利は0.05%と下限を設けています。ゆえに今回のケースで適用される利率は0.05%です。

利付国債10年の基準金利に0.66をかけた値で決まります。例えば、0.09 × 0.66 = 0.06%です。

こちらも最低金利は0.05%の下限がありますので、それ以下になることはありません。

固定金利と変動金利の違い

例えば、2017年2月に募集された個人向け国債の金利は、3年物と5年物が0.05%。10年物が0.06%とほぼ誤算範囲です。仮に10万円を運用したとしても、年間でわずか10円の差にしかなりません。

しかし、もし仮に今後日本の長期金利が急上昇した場合、

  • 固定3年・・・金利はそのまま
  • 固定5年・・・金利はそのまま
  • 変動10年・・・金利は追従して上昇する

といった特徴があります。これが、10年もの国債と他の国債との間にある大きな違いです。

2017年3月現在で日本の長期金利は0.09%程度です。一時期のマイナス金利下からは浮上しましたが、それでもかなり低い水準です。

もし、将来金利が急上昇して基準金利が1%になったとしても、固定3年と固定5年の金利は動きません。0.05%のままです。

一方、変動10年の金利は利払いのタイミングで見直されます。例えば、来年の基準金利が1%なら、変動10年の金利は0.66%です。

今後金利が変動するとすれば、マイナス側(金利が下がる方向)には進みにくいと筆者は感じます。そもそもマイナス金利は異常なことであることと、米国の長期金利が上昇しているためです。

普通、お金を貸したらその利息を貰うのが当たり前ですよね。ですが、マイナス金利とはお金を貸すと同時に、貸した側が利息も払わなければいけない、状況です。

これが長期にわたって継続するとは思えません。

投資するといくら利益を見込めるのか

例えば固定3年に10万円投資すると、年間50円の利子を見込めます。実際にはここから税金(20.315%)が引かれますので、だいたい40円ぐらいです。

3年間運用すると120円なので、やっとジュース1本が買える程度ですね。

あなたがもっと大儲けしたいなら、株や投資信託を買ってください(株式はどこで購入できる?その3つの方法)。

個人向け国債の買い方

個人向け国債は全国の銀行や証券会社などの各金融機関を通じて購入できます。国債を買うことそのものに関して難儀することはありません。

通常は特定口座にて購入するのが便利です。証券会社では証券口座開設ともに開設されますが、銀行では銀行口座とは別の手続きが必要になる場合があります。

購入時に手数料はかかる?

購入時の手数料はありません。

そこらへんの銀行で購入しようが、野村證券や大和証券のような大手証券会社で購入しようが、SBI証券や楽天証券のようなネット証券で購入しようが、全て無料です。

手数料が無料なのは、財務省が金融機関向けに事務手数料を払っているためです。例えば変動10年なら額面100円あたり50銭の手数料が支払われています。

少し話題がずれますが、SBI証券などのネット証券を中心に、個人向け国債のキャッシュバックキャンペーンを行っています。

この財源は、おそらくこの事務手数料の一部を私たちに還元したものです。

中途売却時に手数料はかかる?

途中で国債を解約する時には中途換金調整額という手数料が発生します。直前2回分の利子から計算されます。

満期時に手数料はかかる?

満期になってお金が返済されるときの手数料はありません。

どこで購入するのがお得?

キャッシュバックキャンペーンを行う証券会社です。

例えばSBI証券なら1回50万円からの購入でキャッシュバックを受けられます。

人が関与している証券会社(例えばみずほ証券など)は、もう少し高い金額からのキャンペーンになっています。

お得さを重視するならネット証券を選ぶのが良いです。

まとめ

以上をまとめると

  • 個人向け国債は固定3年、固定5年、変動10年の3つ
  • 固定3年と固定5年は金利がそのまま。変動10年は半年毎に金利が変動
  • 購入時の手数料はかからないが中途解約時の手数料はかかる

です。

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